― 第1回未来の働き方推進フォーラムに、代表取締役・千歳紘史が登壇しました ―
「未来の働き方」は制度ではなく、理念から始まる。

― 第1回未来の働き方推進フォーラムに、代表取締役・千歳紘史が登壇しました ―

当日は710名(現地225名・オンライン485名)が参加し、経営者・管理職・一般社員がそれぞれ約3割を占めるなど、多様な立場の方々が集まりました。また、参加企業の約7割が従業員300名以下の企業であり、多くの中小企業が「未来の働き方」をテーマに学び、意見を交わす機会となりました。
パネルディスカッションでは、ネクスキャットのほか、富士水質管理株式会社、株式会社ワカルクの3社が登壇し、それぞれの企業が取り組む働き方改革や組織づくりについて、実践事例を交えながら紹介しました。
フォーラムは、テレビ東京のプロデューサーとして数々の人気番組を手掛け、現在はテレビプロデューサー、演出家、作家、ラジオパーソナリティ、YouTuber、アイドルプロデューサーとして幅広く活躍する佐久間 宣行氏による基調講演からスタートしました。
講演では、変化の激しい時代において企業や個人に求められる姿勢や、組織づくりにおいて大切な考え方について、多くの実例を交えながらお話しいただきました。
その後のトークセッションでは、働き方改革や組織づくりは「制度を導入すること」が目的ではなく、一人ひとりが能力を発揮できる環境をどのようにつくるかが重要であるという視点が共有されました。
こうした問題提起を受けて行われたのが、「Tokyo Future Work Award」受賞企業によるパネルディスカッションです。
ネクスキャットを含む3社が、それぞれの実践事例を紹介しながら、制度の背景にある考え方や組織づくりについて議論を深めました。

パネルディスカッションでは、「働き方改革に取り組む際、最初に何から着手したのか」というテーマが取り上げられました。
ネクスキャットが最初に取り組んだのは、制度設計ではありません。
創業前から、「幸せに働くとは何か」を問い続け、その考えをフィロソフィーとして言語化したこと。そして、その理念を「5つの自由」という具体的な働き方の方針へ落とし込み、組織づくりを進めてきたことをご紹介しました。
近年は、フルリモートやフレックスタイム制度など、さまざまな働き方が注目されています。しかし、制度だけを導入しても、それを支える考え方が組織全体で共有されていなければ、本来の価値を発揮することはできません。
ネクスキャットでは、理念を起点に制度を設計することを一貫して大切にしています。
続くテーマでは、「効果が大きかった取り組み」や「定着までに苦労したこと」について意見が交わされました。
ネクスキャットでは、
など、オープンコミュニケーションを軸とした組織運営を紹介。一方で、情報公開を進める中では、情報量の多さに戸惑うメンバーがいたことも率直に共有しました。
その課題に対しては、オンボーディングを通じて会社の考え方や情報の活用方法を丁寧に伝えることで、一人ひとりが安心して組織へ参加できる環境づくりを進めています。
制度を整えるだけではなく、それを組織文化として根付かせるためのプロセスまで含めて取り組んでいることを伝えました。

パネルディスカッションでは、「働きやすさ」と「働きがい」のバランスについても、それぞれの企業の考え方が紹介されました。
近年、多くの企業で「働きがい」の向上に注目が集まっています。しかし、働きがいだけを高めようとしても、安心して働ける環境が整っていなければ、その効果を十分に発揮することはできません。
この考え方は、アメリカの心理学者 フレデリック・ハーズバーグ が提唱した「二要因理論」でも説明されています。二要因理論では、働く人の満足度には二つの要因があるとされています。
一つは、給与や労働時間、人間関係、評価制度など、安心して働くための土台となる「衛生要因(働きやすさ)」です。これらが不足すると不満が生まれますが、整っているだけで大きなやりがいや満足につながるわけではありません。
もう一つは、仕事への達成感や成長実感、裁量、承認といった「動機づけ要因(働きがい)」です。これらは、人の意欲や仕事への満足度を高める重要な要素です。
つまり、どれだけ挑戦の機会や魅力的な仕事を用意しても、長時間労働や不公平な評価、人間関係への不安など、「安心して働ける環境」が整っていなければ、人は前向きに挑戦することが難しくなります。
だからこそ、まず第一に働きやすさという土台を整え、それを整えて初めて働きがいを育んでいくという順番が重要であると、千歳はお伝えしました。
ネクスキャットでも、働きがいを「働きやすさ × やりがい」として捉えています。
まずは、誰もが安心して力を発揮できる環境をつくること。そして、その土台の上で、一人ひとりが挑戦し、成長を実感し、自らの仕事に誇りを持てる状態を目指すことが、持続的に活躍できる組織づくりにつながると考えています。
働きやすさと働きがいは、どちらか一方を選ぶものではありません。
働きやすさが土台となり、その上に働きがいが積み重なる。
これからの組織づくりにおいては、この順序を大切にすることが、企業と働く人の双方にとって持続可能な成長につながるのではないでしょうか。

フォーラムの最後には、参加者へのメッセージとして、「誰もが活躍できる持続可能な社会の実現」という本事業の考え方は、ネクスキャットの理念とも重なるものであり、「働くこと」は生活を支えるためだけではなく、これからの幸せな働き方を一緒に考えていきたいとお伝えしました。
710名もの方々が参加した今回のフォーラムは、「未来の働き方」に対する社会的な関心の高さを改めて実感する機会となりました。
ネクスキャットでは、創業以来掲げている「幸せに働く。そしてみんなをずっと幸せにする。」という理念のもと、制度や働き方そのものを目的とするのではなく、一人ひとりが自分らしく力を発揮し、その幸せが周囲や社会へと広がっていく組織づくりに取り組んでいます。
これからも私たちは、「幸せに働くとは何か」という問いを哲学し、向き合い続けながら、多様な人材が活躍できる未来の働き方を実践し、社会へ発信してまいります。