社員の本音#32
より働きがいに溢れた会社にしていく取り組みを行っていきたい!

企業連携・産学連携を目的としたビジネスツアーを開催
今年はベトナム・シンガポールの視察訪問に加えて、新たにインドネシア・ジャカルタおよびバンドンを訪問。現地では、日系企業2社と、デザイン学科を有する大学4校を視察。将来的な共創の可能性を探りました。
本レポートでは、特に大学視察に焦点を当ててご紹介いたします。
ネクスキャットでは、3年前よりベトナムの大学生を対象に、リモートインターンシッププログラムを実施してまいりました。時間をかけて丁寧に取り組むことで、自社のカルチャーやスキルセットにフィットする人材と出会い、採用につなげられることがわかってきました。この7月には内定式を実施し、来春には2名の新卒社員を迎えます。
ベトナムでは主にエンジニアの採用を目的としていましたが、デザイナー採用の観点からは、以前よりインドネシアに関心を寄せていました。信頼できる現地パートナーの存在に加え、「インドネシアにはデザインスキルに優れた人材が多いのではないか」という仮説を持っていたためです。実際にリサーチを進めたところ、デザイン学科を有する大学が多く存在し、「デザインへの投資」が一定程度、商習慣として根付いている様子も確認できました。
訪問に先立ち、各大学にはオンラインでアプローチを行い、これまでベトナムで展開してきたリモートインターンシップの取り組みをご紹介するとともに、同様のモデルをインドネシアでも展開したいという構想を共有しました。大学側からは前向きな反応をいただき、視察のご提案にも快くご承諾いただいたことで、今回の訪問が実現しました。
現地では、各大学のデザイン学科を中心に教育体制や実践的な取り組みについてご紹介いただき、今後の連携の可能性について率直な意見交換を行いました。
インドネシア屈指の理工系国立大学で、創立100年を超える名門校です。
デザイン学部では、クラフト、プロダクト、ビジュアルなど多様な専攻が設けられ、理論と実技を融合した教育が展開されています。語学とデザインを掛け合わせた人材育成にも非常に前向きな姿勢が印象的でした。
インドネシア最大の通信企業 Telkom Indonesia が運営する私立大学で、情報工学やデザイン領域での産学連携が盛んです。グラフィック、UI/UX、アニメーション、クラフトなど、実践的な教育に力を入れています。
海外のデザインを旅を通して学ぶ「デザインジャーニー」や、ローカル企業との共創プロジェクトなど、現場と結びついた学びも活発に行われており、当社のインターンプログラムにも高い関心を寄せていただきました。
具体的な連携に向け、MOU(基本合意書)を締結しています。
ICT・デザイン・ビジネスに強みを持つ総合私立大学で、ジャカルタ市内に複数のキャンパスを展開しています。
教育の国際性と産業との連携を両立しており、英語・インドネシア語による国際プログラムを通じて、「語学 × デザイン × グローバル視点」を備えた人材育成に注力している点が印象的でした。
イスラム系の国立総合大学で、宗教・理系・社会科学を融合させた教育で知られています。デザイン学科には2,000名を超える学生が在籍し、日本のアニメ文化をきっかけに自主的に日本語を学ぶ学生も多く存在するようでした。
今回の視察を通じて、インドネシアが非常に大きな可能性を秘めた国であることを改めて実感しました。
ネクスキャットでは、インドネシアの大学生をリモートインターンとして受け入れることを、前向きに検討しており、今後は語学・文化・専門性を横断する多様な人材との出会いを通じて、柔軟なチームビルディングを推進し、あらゆるニーズに応えられる組織づくりを目指してまいります。
本レポートをご覧いただき、ご関心をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。
ネクスキャットの仲間として働いてみたい方、リモートインターンシッププログラムに関心のある企業の方、あるいはまずは海外視察に同行してみたいという方も、大歓迎です。